Most Valuable Bug(最も価値のあるバグ)とは// 第46回社内勉強会 #sa_study

こんにちは。古橋です。

今回の勉強会では2018年度に最も学びのあったバグを決定するということを行ったのでそのレポートをしていきたいと思います。

 

経緯

私が通勤中、技術系のポッドキャストで「アンチパターンの共有大事だよね」みたいな話を聞いて、弊社でもやるしかない!と思ったのが最初のきっかけです。

まず弊社の業務体系を説明しておきます。

弊社は2018年度以前は受託開発業務が中心(2019年以降は自社開発に力を注いでいく予定です)となっておりました。

お客様に成果物を納品して終了ということはあまりなく、納品後は運用フェーズがスタートし、開発メンバの中で何人かが運用メンバとしてアサインされ、他のメンバは別プロジェクトにアサインされていきます。

一旦別プロジェクトにアサインされると以前のプロジェクトには、ほぼ関わらないという形になっていました。

このように業務を続けていく中である問題が発生していました。

それは別プロジェクトにアサインされた開発者は、運用フェーズがスタートした後は自分が実装した箇所にバグがあったのか、あったならどう対応したのかというフィードバックがもらえないというものです。

そのため、別プロジェクトにアサインされた開発者は同じようなバグを引き起こす可能性がありました。

そうしたバグを皆で共有する会を開催すれば同じようなバグを出すことがなくなり上記の問題が解決できるのではないかとポッドキャストを聞いた後に思いつき、このような勉強会をやろうと私がslackで提案したところ、好意的な返事が返ってきたので開催するに至りました。

 

どのように実施したのか

今回の勉強会は運用フェーズで遭遇したバグを発表し、そこから学べることを全員で共有することが目的です。

そのため、「誰々のバグの改修は本当に大変だった」「こんなバグを出すとかポンコツかよ」というような個人を攻撃することはまず禁止しました。

代わりに、「誰々が実装した箇所でバグは発生したけど、代わりにこのような学びがあったよ」というように必ずフォローを入れるような発表を求めました。

実際の発表内容については以下を最低限含んでもらうことにしました。

・ バグ内容(誰が起こしたバグかを含む)

・原因

・対処方法

・学んだこと

Most Valuable Bug -バグ大賞2018- / ARCANA Meetup#46 from Hikari Fukasawa
 

バグの発表後はメンバ全員で最も学びのあったバグを話し合いで決めました。

そのバグを出した人には豪華な景品を贈呈しました。

Image from iOS (6)

(景品を受け取った人/渡した人)

 

実施した結果どうだったか

バグという少しセンシティブなことを扱うため、若干不穏な空気が流れるかなと思いましたが終始笑いが絶えず、とても良い勉強会になりました。

自分のバグが公開されて恥ずかしいとか、惨めだという雰囲気というよりかは、自身を含めて誰のバグでも歓迎するという雰囲気があったように感じました。

それは、皆にバグを共有して、自身を知ってもらい、共に学んでいくといったほうが心理的にも、知識的にも有益であるということを理解してもらえたからなのかなと思います。

実際に参加者に聞いても見ましたが、かなりの高評価でした。

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今後はどうするか

今回は初めての取り組みということで1年間のバグをまとめてもらう形になりました。

しかしフィードバックはなるべく高速に行ったほうが有益だと考えています。

そのため今後はもっと開催期間を狭めて半年もしくはクォーターで1回というように徐々にスピードを上げていきたいと思います。

 

最後に

失敗しないことに越したことはないですが、個人的には失敗することは悪いことではないと思います。

誰かの失敗は誰かにとっての学びであると考えています。

失敗した人を蔑むのではなく、そうした失敗を仕組みとして吸い上げ共有し、いい失敗として扱いながらその人をフォローしていけたらと思います。

バグを修正して終わりではなく、それを共有して、学びのある、価値のあるバグに昇華させていきましょう。